コールダーホール原発(CALDER HALL)|イギリス-イングランド
イギリスのイングランドのコールダーホール原発を紹介します。
コールダーホール原発について知りたい方は、参考にしてみてください。
コールダーホール原発の場所を確認!
コールダーホール原発は、イギリスのカンブリア州シースケールにあります。
カンブリア州は湖水地方国立公園やハドリアヌスの長城などの自然や歴史的な観光名所が多いです。
コールダーホール原発は1956年に商業運転を開始した世界初の大規模な原子力発電所で、イギリスの科学技術史やエネルギー政策における重要な役割を果たした施設ですが、2003年に閉鎖され現在は廃炉作業が進められています。
コールダーホール原発の最寄りの空港はマンチェスター空港で、この空港からコールダーホール原発まで車で約2時間半かかります。
なお、下表のようにコールダーホール原発には1~4号機がありますが、全機が廃炉中あるいは廃炉済みです。
unit | 初臨界 (First Criticality Date) |
送電網接続 (First Grid Connection) |
商業運転開始 (Commercial Operation Date) |
状態 (Status) |
CALDER HALL-1 | 1956年5月1日 | 1956年8月27日 | 1956年10月1日 | Permanent Shutdown |
CALDER HALL-2 | 1956年12月1日 | 1957年2月1日 | 1957年2月1日 | Permanent Shutdown |
CALDER HALL-3 | 1958年1月1日 | 1958年3月1日 | 1958年5月1日 | Permanent Shutdown |
CALDER HALL-4 | 1958年12月1日 | 1959年4月1日 | 1959年4月1日 | Permanent Shutdown |
コールダーホール原発の特徴を簡単に解説!
原発では「燃料」「減速材」「冷却材」の3つと「原子炉容器」が重要です。
「燃料」は、「原子炉容器」のなかで核分裂により高速の中性子を発生させるとともに、「燃料」自体が高温となります。
「減速材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂で発生した高速の中性子のスピードを落とし、中性子が「燃料」に当たりやすくして核分裂を起こしやすくします。
「冷却材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂によって発生した高温の熱を「燃料」から取り出す役目をします。
コールダーホール原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!
コールダーホール原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。
- 燃料:天然ウラン
- 減速材:黒鉛
- 冷却材:炭酸ガス
また、1号機の「原子炉容器」の大きさは、Nulear Engineering Internaitonal の「WORLD NUCLEAR INDUSTRY HANDBOOK」によれば、円柱で考えた場合に高さが約22m、直径(内径)が約11mであり、出力は60MWとなります。
コールダーホール原発1号機 原子炉容器データ(Reactor Data) |
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出力(Output) | 60MW | ||||||||||||||||||||||||||||
形状(Shape) | Cylinder | ||||||||||||||||||||||||||||
高さ(height) | 21.5m | ||||||||||||||||||||||||||||
直径(Diameter) | 11.3m(i.d) | ||||||||||||||||||||||||||||
素材(Material) | Mn steel | ||||||||||||||||||||||||||||
厚さ(Thickness) | 51mm |
コールダーホール原発4号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!
コールダーホール原発4号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。
- 燃料:天然ウラン
- 減速材:黒鉛
- 冷却材:炭酸ガス
また、4号機の「原子炉容器」の大きさは、Nulear Engineering Internaitonal の「WORLD NUCLEAR INDUSTRY HANDBOOK」によれば、円柱で考えた場合に高さが約22m、直径(内径)が約11mであり、出力は60MWとなります。
コールダーホール原発4号機 原子炉容器データ(Reactor Data) |
|
出力(Output) | 60MW |
形状(Shape) | Cylinder |
高さ(height) | 21.5m |
直径(Diameter) | 11.3m(i.d) |
素材(Material) | Mn steel |
厚さ(Thickness) | 51mm |
下の2枚の画像は、遠方からの様子と小道からの様子です。
口コミ・評判は実際どう?【コールダーホール原発の感想・レビュー】
ここではコールダーホール原発の口コミをみていきましょう。
順番に確認していきましょう。
"In 1956 at the opening of Calder Hall, a young Queen Elizabeth was invited to handle a lump of plutonium and feel the warmth of the extraordinary material, which she did."
— Freddie Williams (@freddiewilliams) February 24, 2023
Plutonium is only dangerous if you eat it.https://t.co/nlBGIvSams pic.twitter.com/MrkLCGo9Lb
"1956年、若き日のエリザベス女王は、プルトニウムの塊を扱うために、コールダーホール原発のオープニングに招待され、その異常な物質の温かさを感じてこう言った" プルトニウムは食べると危険なだけ。
How long did it take the UK to build Calder Hall, its first commercial nuclear plant? (3 years - 1953-1956(
— Rod Adams (@Atomicrod) January 24, 2023
That was in an age when design tools included slide rules, compasses, right triangles and T-squares.
英国初の商用原発「コールダーホール」の建設に要した期間は?(1953から1956年の3年) 設計に計算尺、コンパス、直角三角形、T型定規などがあった時代のことだ。
I remember watching this on tv - the late queen opening Calder Hall with some sort of large clock behind her - and I remember them saying that in time electricity would be free - well and truly conned back then too!
— Marianne (@Memsaib09) January 21, 2023
私はテレビで、大きな時計の前でコールダーホール原発のオープニングに参加する女王を見たことを覚えています。そして、彼らはいつか電気が無料になるだろうと言っていましたが、そのときから本当に騙されていました!
コールダーホール原発の口コミを調査したところ、エリザベス女王が出席したコールダーホール原発の式典や建設当時の電気料金の見通しに関する評判があることがわかりました。
コールダーホール原発の近場の飲食店をチェック! 【人気料理をご紹介】
ここではコールダーホール原発の近くの飲食店をご紹介いたします。
興味がある方は参考にしてみてください。
コールダーホール原発からの所要時間が車で約10分の、イタリア料理店「The Wild Olive」です。
コールダーホール原発の近くの飲食店を調査したところ、とても評判の良いお店があることが分かりました。
近くまで来た際には、是非とも訪れてみてくださいね。
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