原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」ってどんな設備?
原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」について紹介します。
原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」について解説!
原子炉圧力容器から復水器までの高温で高圧の放射性物質を含む蒸気が通る配管が壊れるといった異常が起きたときには、原発の運転が停止するとともに原発の外に放射性物質を含む蒸気を出さないよう復水器へ蒸気を送るための配管の途中の弁が閉じます。これを隔離といいます。
復水器へ蒸気を送るための配管の途中の弁が閉じると放射性物質を含む蒸気が原子炉圧力容器から出ることは止まりますが、同時に蒸気が復水器へ送り出されることが止まるため冷やすことにより復水器で水を作ることができなくなることから、通常の設備では原子炉圧力容器へ水を送ることができなくなってしまいます。
原発の運転が停止しても原子炉圧力容器のなかにある燃料からは崩壊熱と呼ばれる熱が常に発生し続けるため、このままの状態が続くとやがて原子炉圧力容器のなかの圧力は原子炉圧力容器が壊れてしまうほど高まってしまいます。
原子炉圧力容器が壊れることを防ぐため圧力抑制プールと呼ばれる部屋へ蒸気が送られますが、その分だけ原子炉圧力容器内の水が減ることになり放っておくと燃料の周りから水がなくなり、原子炉圧力容器のなかの燃料が溶けてしまいます。
このような事故を防ぐために原子炉圧力容器のなかへ水を送る設備を「原子炉隔離時冷却系ポンプ」といい、「原子炉隔離時冷却系ポンプ」は原子炉圧力容器の高温で高圧の蒸気を使って動くため電気を必要とせず停電の時でも動くことができます。
「原子炉隔離時冷却系ポンプ」についての気になる口コミも要チェック!
ここでは原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」の口コミを見ていきましょう。
1号機では『ECCSの1/10の能力しかないIC(Isolation Condensor;非常用復水器)』が、『2、3号機は RCIC(Reactor Core Isolation Cooling system : 原子炉隔離時冷却系ポンプ )で冷却』を行っていました。 pic.twitter.com/BLsKc21ZM9
— Yasu (@yasu_yasuno_sa) November 1, 2021
現時点でわかっている福島第一原発二号機事故の概略。発電機故障で自動停止も外部電源が遮断、非常用ディーゼル発電機がすぐ作動せず電源喪失。給水ポンプが停止し原子炉内の水位が約2m低下。非常ディーゼル発電機起動まで15分掛かり手動で隔離時冷却系ポンプによる注水でようやく水位回復
— ガイチ (@gaitifuji) June 21, 2010
今日午前、柏崎刈羽原子力発電所の「原子炉隔離時冷却系ポンプ室」で火災発生。。。これじゃ、再稼働の計画がまた延期かな~。
— asuka_xp (@asuka_xp) March 5, 2009
原発の「原子炉隔離時冷却系ポンプ」について調べたところ、福島原発の事故などについての口コミがありました。