原発の「高圧代替注水系ポンプ」ってどんな設備?
原発の「高圧代替注水系ポンプ」について紹介します。
原発の「高圧代替注水系ポンプ」について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の「高圧代替注水系ポンプ」について解説!
原子炉圧力容器から復水器までの高温で高圧の放射性物質を含む蒸気が通る配管が壊れるといった異常が起きたときには、原発の運転が停止するとともに原発の外に放射性物質を含む蒸気を出さないよう復水器へ蒸気を送るための配管の途中の弁が閉じます。
復水器へ蒸気を送るための配管の途中の弁が閉じると放射性物質を含む蒸気が原子炉圧力容器から出ることは止まりますが、同時に蒸気が復水器へ送り出されることが止まるため冷やすことにより復水器で水を作ることができなくなることから、通常の設備では原子炉圧力容器へ水を送ることができなくなってしまいます。
原発の運転が停止しても原子炉圧力容器のなかにある燃料からは崩壊熱と呼ばれる熱が常に発生し続けるため、このままの状態が続くとやがて原子炉圧力容器のなかの圧力は原子炉圧力容器が壊れてしまうほど高まってしまいます。
原子炉圧力容器が壊れることを防ぐため圧力抑制プールと呼ばれる部屋へ蒸気が送られますが、その分だけ原子炉圧力容器内の水が減ることになり放っておくと燃料の周りから水がなくなり、原子炉圧力容器のなかの燃料が溶けてしまいます。
このような事故を防ぐために原子炉圧力容器のなかへ水を送る設備として「原子炉隔離時冷却系ポンプ」が用意されています。
万が一「原子炉隔離時冷却系ポンプ」も動かない場合に使われる設備を「高圧代替注水系ポンプ」といい、「高圧代替注水系ポンプ」は原子炉圧力容器の高温で高圧の蒸気を使って動くため電気を必要とせず停電の時でも動くことができます。
「高圧代替注水系ポンプ」についての気になる口コミも要チェック!
ここでは原発の「高圧代替注水系ポンプ」の口コミを見ていきましょう。
"#東京電力 はこの日、#柏崎刈羽 #原発 7号機原子炉建屋の地下2階にある、重大事故時に水を送る「高圧代替注水系ポンプ」から地下1階に延びる配管の床貫通部の止水工事が未完了だったと発表…未完了の工事が発覚するのはこれが3ヶ所目" https://t.co/EO9lQ464vj
— GhettoOrgan【月燈風琴】 (@GhettoOrgan) February 27, 2021
未完了は、7号機原子炉建屋の地下1、2階の間の床を通る配管の貫通部で発覚した。配管は事故時に高温になった核燃料を冷やすため原子炉に水を送る重要設備「高圧代替注水系ポンプ」につながっている。
— 9002.11‐010 (@inamiyasuto) March 3, 2021
原発の「高圧代替注水系ポンプ」について調べたところ、原発の工事の未完了についての口コミがありました。